新宿東口、クロス新宿ビジョン角の「3D巨大な猫」ご覧になったことありますか?
2021年に出現したこれは驚きをもって迎えられ大きな話題となりました。
しかし、コロナ禍の人流抑制施策は、OOH(屋外広告)に利用減をもたらしました。
そのOOH(屋外広告)、解除により急激に回復している。
人流回復により元に戻っただけではなく拡大成長しているのだ。
何故?
復調以外の要因として、
1.DOOH(デジタル屋外広告)を中心とした配信面の増加(1画面で複数の広告を順に掲載)
2.ポストクッキー時代到来によるキャリアデータの活用促進
特に2番について、どういうことか。
WEB/ネットの強みであったクッキーによるユーザー情報の取得、行動の監視が2024年廃止される(GoogleもChrome(クロム)上でサード・パーティー・クッキーを完全に廃止する方針)。
これに対し携帯キャリア各社はユーザーの位置情報や個人情報などを保持し、その重要性は相対的に増す。
特に屋外では携帯電話(スマートフォン)の位置情報をもとにOOH現場にどのようなカテゴリ、ターゲットが多く存在しているか推定し、則した広告コンテンツの配信が可能だ。
もうひとつの活性化の理由、それは「OOHはSNS上で言及される量が多い」との調査報告。
リアル媒体なのにネットでバズる現象がおきている。
要因として他メディアにはない自分が見つけたという「発見感」がある。ワクワク感ともいえよう。
インパクトがあり巨大で観る位置(撮影する位置)によって映え方が違うため自分だけのイケてる写真や動画をSNSに投稿するモチベーションがアップする。
結果、特定の場所に掲載・発信される、リアル・アナログな広告でありながらネットを通じて、その場にいない多くの人にリーチできる、している可能性が高い。
実例として、
1.JR両国駅に展開したNetflixオリジナルシリーズ「サンクチュアリ-聖域-」の主役力士像
2.新宿ウォール456に展開した東映アニメーション「プリキュア20周年」広告
これらは広告価値を超えて「わざわざ見に来る価値」「撮影してSNSに投稿する衝動」を持つコンテンツに昇華している。
OOHの進化は巨大化、話題性に留まらず次に向かっている。
ARによる「広告を体験価値」にするトライである。
例えば、屋外広告に掲載のマーカーを読み込むとAR空間上に宝探しの地図が表示される。
その地図を基に「当たり」を辿りゴール地点に到着すると特別なアイテムがAR空間に表示され獲得し、更にリアルなプレゼントも獲得できるというプラン。
滞在時間、視認時間が長くなり効果は大きい。
ネットの中の世界ではAI躍進によりデジタル広告の運用やクリエイティブの自動化が進んだ。
外の世界であるOOHが一線をかくして「リアルの強み」を増して行くのか、中の世界同様何らかのAIとの融合が進むのか。
今後の広告業界の大きな変化から目が離せない。
デジタルマーケティングは、早く安く誰にでもできます。
だからこそ、他者より早く着手した人たちが勝っています。
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<参考文献> 日経Xトレンド 2024年4月号
<このコラムをお話している動画>
https://youtu.be/gwwRLeVIiFA
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