代表プロフィール 松川勝成物語

代表プロフィール

私が「経営者の右腕」を目指す理由

――何度も迷い、失敗し、それでもこの仕事を続ける理由

株式会社レゾンデートル
代表取締役 松川勝成

会社をつくることが、ずっと夢だったわけではありません

私は、いわゆる「起業家」を目指していた人間ではありません。

中央大学商学部を卒業し、1988年に東京エレクトロン株式会社へ入社しました。

その後、東京エレクトロンデバイス株式会社の創業時に転籍。

電子部品・ICのマーケティング、営業、物流管理、検収まで、一気通貫で担当しました。

府中、三島、名古屋、福岡。

転勤も経験しました。

当時は、今のように「働き方改革」などという言葉もありません。

仕事は厳しかった。

でも、面白かった。

かなりの権限を任せてもらい、自分で考え、自分で動き、結果を出す。

そんな仕事の醍醐味を、若い頃にたくさん経験させてもらいました。

この時代に身についた、

「考えるだけではなく、自分で動く」

という仕事の姿勢は、今の私の原点になっています。

大企業を飛び出し、ベンチャーの世界へ

2000年、私は会社を辞めました。

当時、インターネットやWebが急速に広がり始めていました。

私はその可能性に惹かれ、黎明期のコンテンツビジネスに参入する株式会社シリコンコンテンツの創業に参画しました。

それまで付き合ってきた電機・電子業界とはまったく違う世界。

テレビ局、出版社、クリエーターなど、新しい人たちと仕事をするようになりました。

当然、簡単ではありません。

その後、IPOを目指すオーナーと考え方が合わず決別。

30歳代の仲間たちと株式会社WEBiを創業しましたが、残念ながら経営不振で解散しました。

会社を作れば成功する。

そんな甘い世界ではありませんでした。

それでも、また会社を作った

その後、北品川にあった派遣中心の開発会社の中で、黎明期のWeb開発、いわゆるLAMP環境を使った新しい事業部門の立ち上げに携わりました。

そして、その会社の倒産・吸収を経験した後、

2005年。

資本金1,000万円、社員7人。

株式会社カラーチップスを創業しました。

私は副社長として、営業に奔走しました。

開発案件を取ってくる。

お客様と打ち合わせる。

ディレクションをする。

そして、会社を成長させる。

そんな毎日でした。

「制作して終わり」に違和感を持った

カラーチップスでは、開発案件の営業・ディレクションと並行して、もう一つの事業にも挑戦しました。

小規模なカスタム腕時計事業です。

そこで、私はインバウンドマーケティングの可能性を実感しました。

「いい商品を作る」

だけでは売れない。

「どう伝えるか」

「どう見つけてもらうか」

「どう興味を持ってもらうか」

そして、

「どう買っていただくか」。

マーケティングまで含めて考えることで、事業は大きく変わる。

これは、後のレゾンデートルの仕事につながる重要な経験でした。

一方で、会社が7人から80人へ成長していくにつれて、私は人事・労務を含む経営にも深く関わるようになりました。

会社は儲かっていました。

決して失敗していたわけではありません。

しかし、経営の方向性について、トップ2人の意見が次第に分かれていきました。

そして私は、退社を決意します。

48歳のときでした。

なぜ、48歳で独立したのか

振り返れば、当時の私には「慢心」や「疲れ」があったと思います。

会社が成長し、幹部も育っていました。

既存のお客様から、私を通さずに次の仕事をいただくようになり、幹部がディレクションまでこなすようになっていました。

ふと、

「自分は、これから何をするのだろう?」

と思ったのです。

もちろん、今考えれば、やるべきことはいくらでもありました。

しかし、その時の私は気づいていませんでした。

もう一つ、大きな違和感がありました。

会社が成長するにつれて、大手企業の開発案件が増えていきました。

それ自体は会社にとって良いことです。

しかし、その一方で、私が以前から大切にしていた「中小企業を支援すること」が疎かになっていった。

私は、

「ただ制作する会社になっていいのだろうか」

という疑問を持つようになりました。

大企業には、マーケティングの専門部署があります。

広告代理店もいます。

Web担当者もいます。

しかし、中小企業には、そんな人材がいない会社も多い。

いい商品がある。

いいサービスがある。

一生懸命仕事をしている。

なのに、

「伝えること」

「売ること」

「デジタルを使うこと」

が苦手なために、十分な評価を得られていない。

そんな会社を支援したい。

制作だけではなく、

マーケティングまで。

マーケティングだけではなく、

ブランディングまで。

そして、

経営者と一緒に考え、実行するところまで。

それが、私が作りたかった会社でした。

不安よりも、疑問への答えを選んだ

48歳での独立。

普通なら、不安だったと思います。

実際、楽ではありませんでした。

恥ずかしい話ですが、前の会社には内部留保がありました。

しかし、私個人には十分な資産がありませんでした。

期待していた日本政策金融公庫からの融資も受けられませんでした。

手元にあったのは、前職の株式会社カラーチップスの出資株を売却した分のお金くらい。

それも翌年の税金などで消えていきました。

創業早々、生活は苦しくなりました。

当然、お客様はゼロです。

それでも、前職時代のお客様からのご紹介をいただき、必死になって営業しました。

ありがたいことに、初年度から何とか売上を立てることができました。

本当に、お客様とのご縁に助けられました。

「うまくいった話」だけではありません

独立後、多くのお客様と出会いました。

成功した案件もあります。

失敗した案件もあります。

業種を絞らず、さまざまな企業のマーケティングを支援する。

これは、王道なのかもしれません。

しかし、実際にやってみると、簡単ではありません。

新規のお客様を獲得する。

支援する。

成果を出す。

契約が終了する。

そして、また新規のお客様を探す。

この繰り返しです。

お客様一社一社に合わせてカスタマイズすることにも、こだわりました。

お客様の規模や知識、社内体制に合わせて、支援の方法を変える。

その会社に合った方法を一緒に探す。

それは非常に楽しい仕事でした。

ノウハウもたくさん蓄積されました。

しかし、その分、工数も増えました。

相性が良く、素晴らしい成果につながるケースもあります。

一方で、こちらの期待とお客様の成長スピードが合わず、苦労することもあります。

そうした経験を、私はたくさんしてきました。

大きな失敗をしたわけではありません。

しかし、

大きな利益を残せたわけでもない。

盤石な会社を作れたわけでもない。

正直に言えば、会社の内部留保も、私個人の貯蓄も、決して豊かではありません。

妻には申し訳ないと思っています。

それでも私は、この仕事を辞めませんでした。

「レゾンデートル」という名前に込めたもの

レゾンデートル。

フランス語で「存在意義」という意味です。

この言葉を初めて強く意識したのは、大学時代でした。

当時連載が始まった『課長島耕作』。

その物語の後期に、この「レゾンデートル」という言葉が重要な場面で登場します。

なぜか、その言葉が強く心に残りました。

そして自分が会社を作るとき、

「自分は何のために仕事をするのか」

「この会社は何のために存在するのか」

を考えました。

そこで浮かんだのが、

レゾンデートル。

自分自身の存在意義。

そして、

お客様である中小企業と、そこで奮闘する経営者の存在意義。

その価値を正しく伝え、

証明し、

継続できるようにする。

それが私の仕事なのではないか。

そう考え、この会社を「レゾンデートル」と名付けました。

私が応援したいのは、「真っ当に頑張っている会社」です

私が支援したい企業には、共通点があります。

いい商品やサービスを持っている。

お客様を大切にしている。

社員を大切にしている。

真面目に仕事をしている。

しかし、

「伝えること」が苦手。

「売ること」が得意ではない。

デジタル化が遅れている。

マーケティングの専門家が社内にいない。

だから、頑張っているのに、思うような成果が出ない。

私は、そういう会社を見ると放っておけません。

なぜなら、

少しだけ「自分」に似ているからです。

自分では頑張っているつもりでも、

自分のことは、意外と見えません。

でも、他人のことなら見える。

だから私は、

「外から評論する人」

ではなく、

「横に座って一緒に考える人」

でありたい。

経営者の右腕として、

「これはやった方がいい」

だけではなく、

「これはやめた方がいい」

とも言える存在でありたいと思っています。

AI時代に、私が提供したいもの

AIによって、マーケティングの世界は大きく変わりました。

SEOもできる。

文章も作れる。

ホームページも作れる。

市場調査もできる。

AIに聞けば、多くの答えが返ってきます。

しかし私は、

「答えを知ること」と

「会社を変えること」は違う

と思っています。

重要なのは、

その会社にとって何が必要なのか。

何をやるべきなのか。

何をやめるべきなのか。

そして、

誰が、いつ、どうやって実行するのか。

ここには、経営者との対話が必要です。

だから私は、

AIを使います。

デジタルも使います。

SEOも使います。

Webも使います。

でも、それらを目的にはしません。

目的は、

経営者が望む会社の未来を、一緒につくること。

そこにこだわっています。

これからの10年

私は、10年後も同じ仕事をしていたいと思っています。

ただし、

「何でも屋」

としてではありません。

同じ価値観を持つ経営者と、長く付き合っていきたい。

その経営者から、

「この会社なら相談してみたら」

と紹介していただき、

また新しい仲間が増えていく。

そんな関係を作りたいと思っています。

大企業に勤めていた時代には、得られなかったものがあります。

会社の看板を外したからこそ出会えた経営者。

一緒に悩み、一緒に酒を飲み、一緒に笑った仲間。

そうした人とのつながりこそが、今の私にとって最大の財産です。

これからの10年は、

同じ価値観を持つ仲間とともに、

中小企業の力を、日本の底力につなげていきたい。

それが、今の私の目標です。

仕事だけが人生ではない

少し仕事から離れた話も。

私は酒が好きです。

カラオケも好きです。

どちらも、かなり昭和のノリです。

深酒をして失ったものもあります。

でも、それ以上に得たものもある。

これは言い訳ではなく、私の人生観の一つかもしれません。

人と酒を飲み、腹を割って話す。

仕事の話だけではなく、

くだらない話をする。

笑う。

歌う。

そうして初めて、その人の本当の部分が見えることがあります。

そんな付き合いのできる仲間が、私は好きです。

3年前には、25年ぶりにドラムを再開しました。

所属している東京ビジネス交流会のバンド同好会で演奏したことがきっかけです。

大学時代のバンドも復活しました。

若い頃に好きだったスキー、釣り、野球などは、今はほとんど封印しています。

平日は仕事と酒。

土日は妻の指示に従う。

そんな生活です。

子どもがいない我が家にとって、妻と過ごす休日は大切な時間でもあります。

キャンプに誘われれば、たまに参加します。

ゴルフは、昔からあまりやりません。

読書も好きでした。

昨年引っ越した際には、数千冊の小説や新書を処分しました。

最近少し読書量が落ちていて、これは反省しています。

映画も好きです。

特に邦画には、昔から惹かれます。

そして、若い頃から尊敬している歴史上の人物がいます。

高杉晋作です。

「太く、短く、理想を持って生きる」。

その生き方に惹かれます。

私が大切にしている言葉

一期一会。

積小為大。

凡事徹底。

どれも、派手な言葉ではありません。

しかし、経営も人生も、結局はこういうことなのだと思います。

一つひとつの出会いを大切にする。

小さなことを積み重ねる。

当たり前のことを、当たり前に徹底する。

私は決して、華々しい経営者ではありません。

大成功した経営者でもありません。

むしろ、まだまだ道半ばです。

だからこそ、

「頑張っているのに、なかなか結果が出ない」

という経営者の気持ちが分かるのだと思います。

最後に、経営者の皆さんへ

もし、

「いい商品を持っているのに売れない」

「一生懸命やっているのに、なぜか成果につながらない」

「ホームページを作ったけれど問い合わせが来ない」

「SEOやAIを勉強しているけれど、何をやればいいのか分からない」

「会社のことを相談できる相手がいない」

そんな悩みを抱えているなら、

一度、話を聞かせてください。

私は、正解を持っているわけではありません。

すべてを解決できるわけでもありません。

でも、

一緒に考えることはできます。

必要なら、

一緒に手を動かすこともできます。

そして、

「これはやった方がいい」

「これは今やらなくていい」

「それより、こっちを先にやりましょう」

と、経営者の横で率直に言うことができます。

それが、

私が目指す「経営者の右腕」です。

48歳で会社を辞め、

ゼロから会社を作って、

ここまで歩いてきました。

まだ完成していません。

私自身も、まだ成長の途中です。

だからこそ、

同じように挑戦している経営者の皆さんと、

これからも一緒に歩いていきたい。

それが、

私自身のレゾンデートル――

「存在意義」なのだと思っています。

株式会社レゾンデートル

代表取締役 松川勝成

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