定点観測のススメ

レゾンデートル 松川です|中小企業の集客の仕組みつくり・インバウンドマーケティングの導入をお手伝いしております!

国語辞書|大辞泉によると、「定点観測」とは・・・



1.海洋上の定点で、観測船によって行った気象や海洋の国際的な連続観測。日本は四国沖の北緯29度、東径135度の南方定点(T点とよばれた)を担当したが、昭和57年(1982年)廃止。



2.ある一定の地点で、気温や気圧、降水量などの気象要素を連続して観測すること。「定点観測カメラ」



3.変化のある事象について、一定期間、観察や調査を続けること。「家電の価格の定点観測」



と定義されています。



ビジネスにおいては、時系列に同じ指標を見続けることで、変化、それも兆しに敏感になり気づくこと。そして、ビジネス、特に経営に反映させてリスクヘッジすることが肝要です。



日本経済新聞の月曜日版には、見開き全ページを使い、「経済指標」「景気指標」が網羅し、掲載されています。



専門家や金融系のコンサルタントは、ここを丹念に確認しているといいます。



特に重要、かつ基本的な指標として、経営コンサルタント、小宮一慶さんによると。



○ マクロ経済の数字:
1.国内総生産(GDP)
2.日銀短観業況判断
3.景気動向指数
4.現金給与総額
5.有効求人倍率
6.M2+CD
7.マネタリーベース
8.国内企業物価指数
9.外貨準備高
10.国際収支



○ ミクロ経済の数字:
1.資産、負債と純資産
2.売上原価と仕入れ、製造原価
3.棚卸資産
4.減価償却
5.売掛金と買掛金
6.売上総利益と営業利益、経常利益
7.営業キャッシュフローとフリーキャッシュフロー
8.利益とキャッシュフロー
9.財務会計と管理会計
10.時価会計



また、指標だけではなく、道程、場所でも意識してみていると、変化に気づくことが出来ます。



自分で体感することが大事だと考えています。



無意識に歩いていると、人間は殆どのモノゴトに気づいていません。



例えば、セブンイレブンのタイトルに、小文字が混じっていることや、ローソンのマークに何が書き込まれているか?
毎日、せんど目に入っているハズですが、答えられる人は少ないはずです。



意識して歩くと、事故などにもよく気づけて、気分も高揚します。



また、ミクロの視点とマクロの視点、双方をしっかりと意識してもつことが肝要です。



ざっくりと大きな流れをとらえ、その定義や意味を消化しておくこと。
例えば、トランプ大統領の動きや、金正男氏暗殺、東芝の凋落、東電の福島発電所対応・経過、など。



小さくは、自身、自社に影響のある各指標の毎日の確認や定点の観察。
為替ドル・円レートの動きを確認している人、天気予報と結果を確認している人は多いことでしょう。



双方ともに、自分と家族と自社にどのような影響がでる可能性があるのか?
いい傾向なのか、悪い前兆なのか、仮説をたてて心の中にもっておきます。
ライフノートなどに書き出しておくことも頭だけではなく、体で覚え、体で考えるクセになります。



別に、日経の指標をくまなくみる必然性はないと考えています。



自身の定点観測・ルーチンを設定し、続けることをお勧めします。


● 松川勝成の定点観測・ルーチン



1.毎朝、バス・電車内で、マーケティング/経営/WEB/IT に関する最新情報をメール、RSSで収集しておき、ザッと目を通します。
気になる記事・投稿について自身の意見を加えて、自身のFacebookページにアップします。
https://www.facebook.com/matsukawasyoten/



2.午前中に日経電子版で、「日経平均(円)」「NYダウ(ドル)」「為替ドル・円レート」「為替ユーロ・円レート」「長期金利(%)」を確認します。
これを、毎年100円ショップで年始に買う手帳に毎日記載します。
数字に弱い私にて、体で動きを感じるようにしています。



3.同じ本屋に通っています。レイアウトの変更や、どの分野の本の面積が大きい・小さい、買わずとも、どのような著者、どのようなタイトルの本が売れているのか、確認しています。これは苦労ではなく、むしろ、楽しい趣味のような塩梅です。



定点観測している主な本屋は、以下です。
・文教堂浜松町店
・文教堂市ヶ谷店
・丸善 お茶の水店
・ジュンク堂書店 池袋本店
・紀伊國屋書店新宿本店
・啓文堂書店 渋谷店



● 具体的なご提案




本屋さんに行き、ある程度、何がおいてあるのか、把握し、次回との変化、差を確認するくせをつくる。



通勤時、同じバス、電車(車両)にどのような人が乗っているのか。
乗降駅、立ち位置、座り位置も把握しておく。



双方、慣れると無意識、気軽にでき、変化にしっかりと気づけます。
その時、不思議と、得をした、学べた気になると思います。



その脳のアハ体験の次に、その変化の意味することを自分なりに考え、仮説・想定を組み立てることをお勧めします。



★メールニュース無料登録★
「集客」のための仕組みつくり、インバウンドマーケティングに関する情報を無料でお届けしています!
お気軽にご登録ください!