ブルーオーシャン 戦略 | 集客の仕組みつくり

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■ ブルーオーシャン 戦略



フランスの欧州経営大学院(INSEAD)教授のW・チャン・キム、レネ・モボルニュ共著『ブルー・オーシャン戦略(ランダムハウス講談社・2005年2月)』により提唱された戦略。



企業が生き残るために、成長市場・成熟市場で既存の商品やサービスを改良し、コストダウンと戦う、利益消耗の激しい「血みどろ」の争いの市場を「レッド・オーシャン」と称する。
逆に、競争者のいない新たな市場でまだ生まれていない、無限に広がる可能性を秘めた未知の市場を「ブルー・オーシャン」と名付けています。



この「競争」とは無縁のブルー・オーシャンという新しい価値市場を創造し、利潤の最大化を実現することを「ブルー・オーシャン戦略」と定義づけています。



戦略を実践するための重要なポイントは、新しい価値市場を創造するための「バリュー・イノベーション(価値革新)」という考え方により、市場の境界線を引き直すことです。
中でも「アクション・マトリクス」「戦略キャンバス」が重要なツールとされています。



◆ アクション・マトリクス:
「取り除く」「増やす」「減らす」「付け加える」という四つのセグメントに、自身が身を置くプレイヤー、象限を当てはめ、自社の事業を再整理するツール。
現状の競争要因に対して、自身でどのように変化をもたらせば、ブルーオーシャンを創造できるかを整理します。



◆ 戦略キャンバス:
競争要因を横軸に、縦軸はそのレベルを表し、自社の取り組みと他社の取り組みを比較するツール。
各競争要因の点を結び合わせた線が、他社の線と異なる場合は、新たな市場を創造できる可能性が高いことを確認できます。



既存市場内からの新価値市場の創造することと共に、代替産業や補完材・サービス等の視点から、新価値市場の創造を実施することも有効な手段です。
一見、差別化戦略のようにも捉えられますが、「競争戦略」ではなく、「高付加価値を持つ新市場の”創造”」に重きを置きます。
差別化をつめて突き抜け、新たな競争のない市場を創造することです。そのために市場を再定義することが重要となります。



上述の通り、世の中にはブルーオーシャン(青い海)とレッドオーシャン(赤い海)が存在します。



世の中の企業はレッドオーシャンにいて、日々、競争の戦略と実行によって利益を生み出してきました。この為の手法は様々生み出され検証されています。
既存の市場需要の中でより多くのシェアを獲得を目指します。競争相手が増えれば増えるほど、競争が激しくなると同時に、企業の成長は鈍化、収益性は悪化します。



他方、ブルーオーシャンでは、レッドオーシャンに比べて利益率の高いビジネスが期待できますが、産みの苦しみとして、既存の仕組み、手法が通用しません。
市場需要から市場そのもの(ブルーオーシャン)を自ら創り出します。競争とは無縁に、既存の製品やサービスを「進化」させながら新規市場を創造します。



競争を中心としないブルーオーシャンでは、新たな道を切り開く苦労はあるものの、成長の機会は無限にあり、収益性もレッドオーシャンより多く期待できます。
新たな「市場創造」というより、「価値創造」ととらえる方が解りやすいですね。



● 中小企業にとってのブルーオーシャン



だいそれた、新しい、未知の市場や価値を生み出すことは、自身を卑下するのではないですが、天才の成す行為ではないかと考えています。



しかし、ランチェスター戦略に中小企業のブルーオーシャンを見出すヒントがあります。



レッドオーシャンのただ中に斬りこむのではなく、一部を切り出す、一部に特化する、一部に専門化することで、他者、特に大手が見向きもせず、相手にせず、とはいえ、参入障壁・専門技術は高く、誰もがマネのできるものではない。



このような、市場、価値は、小さいながらも海は汚されず碧いままにポツンと残っていないでしょうか。



全く未知でなくともよいが、いざ、やろうと思うと、中々できない商品やサービスを確立するところから始めましょう。



● 具体的なご提案



“地域”を絞る、分野か技術か性能か、”スペック“を絞る。
そして、価格では決して勝負しない。



このようなニッチな、狭い、ブルーなオーシャン(ocean=大海)ではなく、ベイ(bay=湾)をみつけ専有することでも十分に食えてゆけるハズです。



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